サステナビリティマネジメント

サステナビリティ・マネジメント

社長メッセージ

私たちは、持続可能な未来を築くための社会的責任を果たすため、真摯に取り組みを続けています。サステナビリティを巡る課題への取り組みは、社名の由来でもある経営理念「Better Life with Community(地域社会の人々に より充実した生活を)」の核心であり、環境、社会、ガバナンスの三つの柱を基に、持続可能なビジネスを展開し、地域社会と共に成長していくことを約束します。

株式会社ベルク 代表取締役社長 原島一誠

環境課題への対応は、私たちの最も重要な経営課題の一つです。気候変動対応や環境汚染といった課題に取り組み、GHG(温室効果ガス)排出量の削減については、2030年度までにScope1およびScope2において半減(2013年度比)させることを目指しています。再生可能エネルギーの導入や廃棄物の削減、循環型社会の構築等、さまざまな環境課題を解決するための具体的な目標に向かって着実に取り組みを進めています。

地域社会で事業活動を行なう私たちにとって、人権保護や従業員の働きがいの創出といった社会的な課題の解決は、私たちのビジネスの重要な要素であると考えています。人権の尊重や多様性の推進、従業員の健康と安全の確保等、社会的課題に積極的に、そして誠実に取り組み、持続可能な社会の実現を目指しています。また、地域社会との連携を強化することによって、地域の課題解決に向けた取り組みを積極的に支援していきます。

ガバナンスについては、透明性と公正性を重視し、企業価値の向上を図っています。コンプライアンスの徹底やリスク管理の強化、ステークホルダーとの対話を通じて、持続可能な成長を目指しています。私たちは、適切なガバナンスが長期的な価値の創出に不可欠であると確信しています。

最後に、持続可能な未来を築くための社会的責任を果たすには、私たちだけでなく、ステークホルダーの皆様とのパートナーシップが重要であり、不可欠であると考えています。他の企業や団体と協力し、持続可能なイノベーションを生み出し、より良い未来を共に築いていき、「Better Life with Community(地域社会の人々に より充実した生活を)」を実現していきます。

サステナビリティに関する考え方と推進体制

当社グループは、気候変動等の環境課題、人権、人的資本経営、サプライチェーン等に関するサステナビリティを巡る課題への対応が、リスクの減少のみならず中長期的な企業価値の向上につながる重要な経営課題であると認識しています。

リスク管理委員会は、当社グループの経営資源の保全、社会的評価およびステークホルダーへ影響を与えうるリスク(不確実性)に対して、迅速かつ的確に対応することを目的として設置しています。2024年1月より、サステナビリティを巡る課題への対応は、全社的な視点から包括的な評価と戦略的なアプローチが必要なことから、その課題への対応をリスク管理委員会の所管事項としました。

リスク管理委員会は、代表取締役社長を委員長、業務執行取締役を委員として構成し、オブザーバーとして常勤監査役が委員会に出席しています。リスク管理委員会は、サステナビリティを巡る課題に対する方針の策定、担当取締役の任命、リスクと機会の特定、指標と目標の設定のほか、取組計画の承認および進捗状況の監督等を行っています。リスク管理委員会は、年6回以上開催され、その議事内容は、委員会事務局(業務サポート部)がその議事内容を記録し、取締役会に報告し、取締役会との連携を図っています。

また、当社グループのサステナビリティに関する考え方、目標、取組状況等について、ステークホルダーの皆様と共有するため、2023年3月にサステナビリティ広報室を設置し、IR専門部署である業務サポート部とともに、サステナビリティ情報開示の充実を図っています。

取り組むべき重要なテーマ

スーパーマーケットを事業活動の中心としている当社グループが、持続可能な社会の実現に向け果たすべき役割について、リスク管理委員会において、その洗い出しを行い、下表のとおり特定しました。

今後も、取組の進捗状況、外部環境および社会意識の変化を踏まえ、定期的な見直しを行っていきます。

環境
  • 気候変動対応
  • 循環型社会への貢献
  • 廃棄物排出量の削減
人的資本経営
  • 様々な課題を解決し、新しい価値を作り出す人間力のある人材の育成
  • ダイバーシティ
  • 健康経営
地域社会との連携
  • 安全安心な商品の提供
  • 地域社会への貢献
ガバナンス
  • コンプライアンスの徹底
  • リスクマネジメント